明日

私たちはどうしてしきりに心の病を患った人々に「お前が本当の辛さを知らないからだ」「そんなふうに弱気に生きてるからだ」「克服しろ」「早く回復しろ」と言ってきたのであろうか！

苦しい。辛い。一日を始めるのがとても恐ろしい。このまま日が昇らないでほしい、彼らには「明日」がただ苦痛の連続に過ぎない。

もしかすると「明日」を諦めようとする人々に本当に必要なのは、誤解や偏見、訓戒や忠告ではなく、ただ共感できる一言ではないだろうか。

「何が君をそれほど苦しめたのか、君の話を聞かせてほしい。」

「死者」を導いていた死神たちが、今や「死にたい人々」を生き返らせる！[1]